国際サウナ連盟は、人類の健康的な生活を追求する高潔な理念の下、活動しています。世界各国に拠点を置き、サウナ文化の普及と発展に尽力しています。
サウナ検定【サ検】は、サウナという文化的遺産への深い理解を促します。サウナの歴史、種類、健康への影響など、最新の知見が学べます。正しい入浴方法や安全面での注意点など実用的知識が習得できる、価値の高い検定です。
国際サウナ連盟公式動画教材です。合計6時間半の動画が、10のセクションに分けられています。500点以上の素材を使用。テキスト教材に沿った内容なので、通勤通学中に、オーディオブックとして聴くことも可能です。音声はAIではなく、人の肉声をスタジオ録音したものです。
料金:5,000円
含まれるもの:テキスト代、受験料、合格証書など、検定取得に関する全てのもの
含まれないもの:不合格だった場合の再受験料
SDGsへの取り組み:テキスト、受験、合格証書など全てデジタル化
*2級以上は3級合格者のみご案内しております。
サウナ検定に関する質問
国際サウナ連盟とは何ですか?
国際サウナ連盟は、人類の健康的な生活と精神的な豊かさを追求する高潔な理念の下に活動しております。サウナの恩恵を広く世界に伝播させることで、世界の幸福度を向上させ、疾病を減らし心身ともに健やかな生活を送ることのできる人々を増やすことを目指しています。フィンランドをはじめ、スウェーデン、ドイツ、エストニア、世界各国に拠点を置き、サウナ文化の普及と発展に尽力しております。私たちは、サウナが人類に与える恩恵の大きさを自覚し、その素晴らしさを惜しみなく世界中に広めていく使命を負っております。
申込みから試験までの流れは?
このページからお申込みとお支払い→ご登録メールにサウナ検定セットが送られます。
サウナ検定セットに含まれるものは?
- 教材(デジタルテキスト、動画)
- マニュアルと試験問題用紙(デジタル)
サウナ検定セットを受けとってからの流れは?
- 1.教材で学習
- 2.試験を自分で実施
- 3.回答をメール送付
- 4.合否通知の受け取り
- 5.合格の場合、合格証書の受け取り
合格証書はなぜ紙ではないのですか?
国際サウナ連盟は、地球環境の保護と持続可能な社会の実現に向けた国際的な取り組みであるSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献することを宣言しています。私たちは、この崇高な目標の実現に向けて、経済活動と環境保護の調和を図りながら、未来世代に対する責務を全うすべく尽力しています。
その一環として、紙資源の無駄な消費を抑制し、森林資源の保護に寄与するため、合格証書の発行を従来の紙媒体から電子化へとしました。この取り組みは、環境負荷の低減と資源の有効活用を実現するものであり、持続可能な社会の構築に向けた確かな一歩となるものと確信しています。
国際サウナ連盟は、今後も環境保護と経済発展の両立を目指し、地球規模での課題解決に向けて着実に前進します。
サウナ施設の割引などの特典はありますか?
ありません。
サウナ検定3級と履歴書に書けますか?
書けます。
不合格だった場合どうなりますか?
もし合格を目指すのであれば、一度目と同じように、このページからのお申込みとお支払いをしてください。
いきなり1級を受けれますか?
受けられません。一律3級から受験していただきます。
試験会場はどこですか?
ネット受験です。自由な場所と時間でいつでも受験することができます。
不合格者はいますか?
おります。教材への深い理解だけでなく、ケアレスミスやひっかけ問題の対処が必須となっています。
教材なしで試験だけ受けられますか?
教材は試験問題用紙とセットで送られます。教材を見ずに試験を受けることは自由ですが、合格ラインの正解率で回答することはほぼ不可能かと思われます。
合格ラインは?
非公開です。
何かの役に立ちますか?
サウナは、単なる入浴施設にとどまらず、健康増進や精神的安らぎを与える、人類の文化的遺産そのものです。サウナ検定は、この古くから継承されてきた伝統的な習慣に対する深い理解を促すものであり、その意義は計り知れません。サウナの歴史は極めて古く、その起源は北欧地域に遡りますが、実は日本においても別系統で長い歴史を誇っております。サウナ検定では、その起源や変遷、さまざまな種類の特徴などについて学ぶことができます。また、サウナの生理学的効果や健康への影響についても、最新の学術研究に基づいた科学的な知見を得ることができます。このように、サウナ検定は単なる知識の習得にとどまらず、サウナという文化的所産への理解を深め、その継続的な実践へのモチベーションを高めます。さらに、正しい入浴方法や作法、安全面での注意点なども学ぶことができ、実践的な技能の向上にも役立ちます。
加えて、サウナ検定の取得は、面接の場などでサウナ愛好家との親和性を高め、印象に残る話題となる可能性があります。実際に、履歴書にサウナ検定の記載があったことで、面接官とサウナ談義に花が咲いた例もあるとのことです。
このように、サウナ検定は単なる検定試験にとどまらず、サウナという文化的所産への深い理解と実践的な技能の向上、さらには人間関係の構築にも寄与する、極めて価値の高いものなのです。
サウナの効果効能を報告する学術論文
サウナと幸福度に関する研究
幸福と関わりのある脳内物質とサウナについての関係
エンドルフィン
多幸感をもたらし鎮痛作用もある。多幸感をもたらす場合、神経を興奮させて気持ちよくなるのではなく、ゆったりした気持ちよさを誘う。サウナがエンドルフィン分泌をうながす報告は以下;
論文名:サウナによるエンドルフィンの影響 Endocrine effects of sauna bath、Ilpo T. Huhtaniemi, Jari A. Laukkanen
論文名:サウナの高熱に反応した血漿(けっしょう)ベータエンドルフィンとACTHの上昇 Rise in plasma beta-endorphin and ACTH in response to hyperthermia in sauna、D Jezová, M Vigas, P Tatár, J Jurcovicová, M Palát
論文名:熱と冷たさのあとのACTH、ベータエンドルフィン、プロラクチン、成長ホルモン、黄体形成ホルモンのレベル Plasma ACTH, beta-endorphin, prolactin, growth hormone and luteinizing hormone levels after thermal stress, heat and cold、P. Vescovi MD, A. Casti Ph.D, M. Michelini MD, L. Maninetti MD, M. Pedrazzoni MD, M. Passeri MD
論文名:サウナのエンドルフィン分泌システムへの影響、How the sauna affects the endocrine system、K Kukkonen-Harjula, K Kauppinen
ドーパミン
やる気の源といわれる脳内物質。サウナ室と水風呂での急激な深部体温の変化により脳内ドーパミンが多く分泌される。サウナがドーパミン分泌をうながす報告は以下;
ジャーナル名:極限環境下の高精度生理解析モデルの開発、The Japanese Journal of Sauna、
八戸高専古川研究室
オキシトシン
愛情ホルモンといわれる。家族、友人、恋人などと一緒にいて楽しい、人とつながっていてうれしい、好きな人や動物を触ったり触られたりすると気持ちいといった、快感をもたらす。サウナがオキシトシン分泌をうながす報告は以下;
論文名:マウスの高体温中の視床下部におけるTRPM2とCD38の活性化を介したオキシトシン放出 Oxytocin release via activation of TRPM2 and CD38 in the hypothalamus during hyperthermia in mice: Implication for autism spectrum disorder、Haruhiro Higashida , Teruko Yuhi , Shirin Akther , Sarwat Amina , Jing Zhong , Mingkun Liang , Tomoko Nishimura , Hong-Xiang Liu , Olga Lopatina
論文名:サウナのメリットとリスク
Benefits and risks of sauna bathing
M L Hannuksela , S Ellahham
ノルアドレナリン
適度なノルアドレナリンは、意欲、活動力、集中力、判断力を高める、記憶力や学習能力を高めるなど良い作用がある。サウナがノルアドレナリン分泌をうながす報告は以下;
論文名:フィンランド式サウナの血漿カテコールアミン Plasma catecholamines in Finnish sauna、E Hussi, T Sonck, H Pösö, J Remes, A Eisalo, J Jänne
論文名:サウナの熱に対する内分泌反応の性差 Sex differences in endocrine response to hyperthermia in sauna、D Jezová , R Kvetnanský, M Vigas
論文名:サウナのエンドルフィン分泌システムへの影響 How the sauna affects the endocrine system、K Kukkonen-Harjula, K Kauppinen
論文名:サウナの内分泌効果 Endocrine effects of sauna bath、Ilpo T. Huhtaniemi , Jari A. Laukkanen
サウナと心臓に関する研究
・サウナに入る日数が多いほど、心筋梗塞のリスクが下がる
論文名:サウナ入浴の心臓血管およびその他の健康上の利点: 証拠レビュー Cardiovascular and Other Health Benefits of Sauna Bathing: A Review of the Evidence、Jari A Laukkanen , Tanjaniina Laukkanen, Setor K Kunutsor
・サウナが慢性心不全の人の生活の質を上げた
論文名:慢性心不全患者の心室不整脈に対する反復サウナ治療の影響 Effects of repeated sauna treatment on ventricular arrhythmias in patients with chronic heart failure、Takashi Kihara, Sadatoshi Biro, Yoshiyuki Ikeda, Tsuyoshi Fukudome, Takuro Shinsato, Akinori Masuda, Masaaki Miyata, Shuichi Hamasaki, Yutaka Otsuji, Shinichi Minagoe, Suminori Akiba, Chuwa Tei
サウナと認知症に関する研究
・認知症のリスクをサウナが64%減少させる
方法:認知症とサウナの関係について検討するため中央値で20年間追跡調査
対象者数:2315名(42~60歳の健康な男性)
国:フィンランド
論文名:フィンランド中年男性のサウナ入浴は認知症やアルツハイマー病と逆相関 Sauna bathing is inversely associated with dementia and Alzheimer’s disease in middle-aged Finnish men、Tanjaniina Laukkanen , Setor Kunutsor , Jussi Kauhanen , Jari Antero Laukkanen
結果:認知症罹患(りかん)率は、サウナに入る頻度週1回10%、週2~3回9%、週4~7回4%。週1回に対して週4〜7回のサウナ利用者は認知症になる確率が66%減(HR0.34、P=0.004)
・サウナに入る日数が多いほど認知症のリスクが下がる
論文名:サウナ入浴の心臓血管およびその他の健康上の利点: 証拠レビュー
Cardiovascular and Other Health Benefits of Sauna Bathing: A Review of the EvidenceJari A Laukkanen, Tanjaniina Laukkanen , Setor K Kunutsor
アルツハイマー
・アルツハイマー病のリスクをサウナが65%減少させる
方法:アルツハイマーとサウナの関係について検討するため中央値で20年間追跡調査
対象者数:2315名(42~60歳の健康な男性)
国:フィンランド
論文名:フィンランド中年男性のサウナ入浴は認知症やアルツハイマー病と逆相関 Sauna bathing is inversely associated with dementia and Alzheimer’s disease in middle-aged Finnish men、Tanjaniina Laukkanen , Setor Kunutsor , Jussi Kauhanen , Jari Antero Laukkanen
結果:アルツハイマー病罹患(りかん)率は、サウナに入る頻度週1回6%、週2~3回6%、週4~7回3%。週1回に対して週4〜7回のサウナ利用者はアルツハイマー病になる確率が65%減(HR0.35、P=0.029)
サウナと脳に関する研究
・脳卒中はサウナに入る頻度が高いほど発症率が低くなる。サウナ週4回以上だと約60%も発症が低下する。
方法:脳卒中とサウナの関係について検討するため中央値で14年間追跡調査
対象者数:1628名(53~74歳男女)
国:フィンランド
論文名:サウナ入浴はフィンランドの男性と女性の脳卒中リスクを軽減する:前向きコホート研究 Sauna bathing reduces the risk of stroke in Finnish men and women: A prospective cohort study、Setor K Kunutsor , Hassan Khan , Francesco Zaccardi , Tanjaniina Laukkanen , Peter Willeit , Jari A Laukkanen
結果:サウナに入る頻度が週1回群と比較して、週4-7回群の脳卒中発症のハザード比は0.39(95%CI 0.18-0.83)と有意に脳卒中の発症を減らすということが報告された。
サウナと長寿に関する研究
日本人の10大死因の、2位の心臓の病気、5位の肺炎、9位のアルツハイマー病、10位の認知症に、サウナが有効であることがそれぞれ報告されている。4位の脳血管疾患の1つである脳卒中のリスクを下げることも報告されている。
長生きを阻害する第2位「心臓の病気」のサウナの効能
・心臓突然死、冠動脈疾患死、心血管疾患死は、サウナに入る頻度が高いほど発症率が低くなる。
論文名:サウナ入浴と致死性心血管疾患および全死因死亡事象との関連性
Association between sauna bathing and fatal cardiovascular and all-cause mortality events
Tanjaniina Laukkanen , Hassan Khan , Francesco Zaccardi , Jari A Laukkanen
長生きを阻害する第4位「脳の血管」のサウナの効能
・脳卒中はサウナに入る頻度が高いほど発症率が低くなる。週4回以上だと約60%も発症が低下する。
論文名:サウナ入浴はフィンランドの男性と女性の脳卒中リスクを軽減する:前向きコホート研究 Sauna bathing reduces the risk of stroke in Finnish men and women: A prospective cohort study、Setor K Kunutsor , Hassan Khan , Francesco Zaccardi , Tanjaniina Laukkanen , Peter Willeit , Jari A Laukkanen
長生きを阻害する第5位「肺炎」のサウナの効能
・肺炎はサウナに入る頻度が高いほどリスクが低下する。サウナ週4回以上だと37%低下する。
論文名:頻繁なサウナ入浴は中年白人男性の肺炎リスクを軽減する可能性がある:KIHD前向きコホート研究 Frequent sauna bathing may reduce the risk of pneumonia in middle-aged Caucasian men: The KIHD prospective cohort study、Setor K Kunutsor, Tanjaniina Laukkanen, Jari A Laukkanen
長生きを阻害する第9位「アルツハイマー」のサウナの効能
・アルツハイマー病のリスクをサウナが65%減少させる
論文名:フィンランド中年男性のサウナ入浴は認知症やアルツハイマー病と逆相関
Sauna bathing is inversely associated with dementia and Alzheimer’s disease in middle-aged Finnish men、Tanjaniina Laukkanen , Setor Kunutsor , Jussi Kauhanen , Jari Antero Laukkanen
・サウナに入る日数が多いほどアルツハイマー病のリスクが下がる
論文名:サウナ入浴の心臓血管およびその他の健康上の利点: 証拠レビュー Cardiovascular and Other Health Benefits of Sauna Bathing: A Review of the Evidence、Jari A Laukkanen , Tanjaniina Laukkanen , Setor K Kunutsor
・脈圧が大きいほどアルツハイマー病になりやすい(サウナに入ると脈圧を下げることができる)
論文名:高齢者のタウ媒介神経変性、脳アミロイドーシス、認知症の進行と脈圧の関係 Pulse pressure in relation to tau-mediated neurodegeneration, cerebral amyloidosis, and progression to dementia in very old adults、Daniel A Nation , Emily C Edmonds , Katherine J Bangen , Lisa Delano-Wood , Blake K Scanlon, S Duke Han , Steven D Edland , David P Salmon , Douglas R Galasko, Mark W Bondi
長生きを阻害する第10位「認知症」のサウナの効能
・認知症のリスクをサウナが64%減少させる
論文名:フィンランド中年男性のサウナ入浴は認知症やアルツハイマー病と逆相関
Sauna bathing is inversely associated with dementia and Alzheimer’s disease in middle-aged Finnish men、Tanjaniina Laukkanen , Setor Kunutsor , Jussi Kauhanen , Jari Antero Laukkanen
・サウナに入る日数が多いほど認知症のリスクが下がる
論文名:サウナ入浴の心臓血管およびその他の健康上の利点: 証拠レビュー
Cardiovascular and Other Health Benefits of Sauna Bathing: A Review of the Evidence、Jari A Laukkanen , Tanjaniina Laukkanen , Setor K Kunutsor
サウナと容姿に関する研究
サウナのダイエット効果
甲状腺ホルモンは全身の基礎代謝を活性化させる役割がある。代謝ホルモンとも呼ばれ、やせやすい体を作る。
サウナが甲状腺ホルモンを増やす報告は以下;
・サウナに30分間滞在すると甲状腺ホルモンが増える
論文名:甲状腺機能正常被験者の血漿中のTSHおよび甲状腺ホルモンレベルに対するサウナとブドウ糖摂取の影響 Effects of sauna and glucose intake on TSH and thyroid hormone levels in plasma of euthyroid subjects、V Strbák, P Tatár, R Angyal, V Strec, K Aksamitová, M Vigas, H Jánosová
・サウナにより甲状腺ホルモンが分泌される
論文名:サウナのメリットとリスク Benefits and risks of sauna bathing、M L Hannuksela , S Ellahham
サウナの美肌効果
HSP(ヒートショックプロテイン)とは、熱の刺激で出現し、損傷を受けた細胞をストレスがかかる前の状態に修復、整備する働きをするタンパク質。美容と関係のあるHSP70がサウナによって出る。HSP(ヒートショックプロテイン)とは、熱の刺激で出現し、損傷を受けた細胞をストレスがかかる前の状態に修復、整備する働きをするタンパク質。大きく分けて10種類、細かく分類すると100種類以上ある。美容と関係のあるHSP70がサウナによって出る。
論文名:in vitro 熱ショックに対する PBMC HSP70 応答の時間プロファイルは温度に依存
The time-profile of the PBMC HSP70 response to in vitro heat shock appears temperature-dependent
R Lovell , L Madden, S Carroll, L McNaughton
論文名:定期的な温熱療法は、内皮の一酸化窒素シンターゼの発現を促進しながら、インスリン感受性を促進する可能性があり、その効果は運動トレーニングと同等
Regular thermal therapy may promote insulin sensitivity while boosting expression of endothelial nitric oxide synthase–effects comparable to those of exercise training
Mark F McCarty , Jorge Barroso-Aranda, Francisco Contreras
HSPを出すためにはお風呂や岩盤浴と比べると、サウナが一番てっとり早い
論文名:全身浴と部分浴における生理心理反応と加齢の影響
Physiological and psychological responses and aging effects on whole and partial bathes in humans
千尋美和
論文名:壮年期健常女性における岩盤浴と温泉浴が脈波伝播速度に及ぼす影響
Effect of Stone Spa Bathing and Hot-spring Bathing on Pulse Wave Velocity in Healthy, Late middle-Aged Females
森岡 郁晴、和泉 有里奈、井上 雅、岡田 佳奈子、坂口 佳穂、宮井 那津季
論文名:in vitro 熱ショックに対する PBMC HSP70 応答の時間プロファイルは温度に依存
The time-profile of the PBMC HSP70 response to in vitro heat shock appears temperature-dependent、R Lovell , L Madden, S Carroll, L McNaughton
論文名:定期的な温熱療法は、内皮の一酸化窒素シンターゼの発現を促進しながら、インスリン感受性を促進する可能性があり、その効果は運動トレーニングと同等
Regular thermal therapy may promote insulin sensitivity while boosting expression of endothelial nitric oxide synthase–effects comparable to those of exercise training
Mark F McCarty , Jorge Barroso-Aranda, Francisco Contreras
・HSPを出すためにはお風呂や岩盤浴と比べると、サウナが一番てっとり早い
論文名:全身浴と部分浴における生理心理反応と加齢の影響 Physiological and psychological responses and aging effects on whole and partial bathes in humans
千尋美和
論文名:壮年期健常女性における岩盤浴と温泉浴が脈波伝播速度に及ぼす影響 Effect of Stone Spa Bathing and Hot-spring Bathing on Pulse Wave Velocity in Healthy, Late middle-Aged Females、森岡 郁晴、和泉 有里奈、井上 雅、岡田 佳奈子、坂口 佳穂、宮井 那津季
サウナのその他の効果報告
うつ
・うつ病など精神病の発生率をサウナは77%下げる
方法:精神疾患とサウナの関係について検討するため中央値で24年間追跡調査
対象者数:2138名(42~61歳男性)
国:フィンランド
論文名:サウナ入浴と精神障害のリスク:前向きコホート研究
Sauna Bathing and Risk of Psychotic Disorders: A Prospective Cohort Study
Tanjaniina Laukkanen , Jari A Laukkanen , Setor K Kunutsor
結果:サウナに入る頻度が週1回以下の群に対し、週2~3回群の発生率は約20%低減、週4回以上群は約77%低減
・サウナがマイルドなうつ病に効果的
方法:軽症うつ病エピソードを有する入院患者を対象とした、反復温熱療法の効果に関するランダム化比較試験。対象者は温熱療法群または非温熱療法群に振り分けられた。いずれの群も、同一の入院治療(栄養管理、理学療法、作業療法等)を受けたが、それに加えて、温熱療法群は4週間(週5日)、1日1回、60°Cに保たれた遠赤外線乾式サウナのベッドの上で、15分間、仰臥位で過ごした。その後、28°Cに保たれた部屋に移動し、毛布で保温しながら30分間、過ごした。サウナの前後の体重減少を発汗量とみなし、経口水分補給も行った。非温熱療法群は、4週間(週5日)、1日1回、24°Cに保たれた部屋で、45分間、仰臥位で過ごした。
対象者数:28名(軽症うつ病患者)
国:日本
論文名:温熱療法を繰り返すと、軽度のうつ病患者の食欲不振と主観的訴えが軽減される
Repeated thermaltherapy diminishes appetite loss and subjective complaints in mildly depressed patient.PsychosomaticMedicine
Masuda A.、Nakazato M.、Kihara T.、Minagoe S.、&Tei、C
結果:温熱療法群の身体的愁訴(しゅうそ)(CMI)は非温熱療法群よりも有意に低下した。温熱療法群では、空腹感およびリラクゼーションの得点(ビジュアルアナログスケール)が有意に増加していた。血漿グレリン濃度及び1日のカロリー摂取量は、入院4週間後の非温熱療法群よりも、温熱療法群で有意に高かった。空腹時血糖値、血漿エピネフリン、BMI、抑うつ気分(SDS)に有意差は認められなかった。
肺炎
肺炎に対するサウナの効能
・肺炎はサウナに入る頻度が高いほどリスクが低下する。サウナ週4回以上だと37%低下する。
方法:肺炎リスクとサウナの関係について検討するため中央値で25年間追跡調査
対象者数:2210名(42~61歳男性)
国:フィンランド
論文名:頻繁なサウナ入浴は中年白人男性の肺炎リスクを軽減する可能性がある:KIHD前向きコホート研究
Frequent sauna bathing may reduce the risk of pneumonia in middle-aged Caucasian men: The KIHD prospective cohort study
Setor K Kunutsor , Tanjaniina Laukkanen , Jari A Laukkanen
結果:サウナに入る頻度が週1回以下の群と比べて、週2-3回以上の群で28%低下(HR 0.72 95CI 0.57–0.90)、週4回以上の群で 37%低下(HR 0.63 95CI 0.39–1.00)することが報告された。
風邪
・サウナに入ると風邪の発病率が50%減った
論文名:定期的なサウナ入浴と風邪の発症率
Regular sauna bathing and the incidence of common colds
E Ernst, E Pecho, P Wirz, T Saradeth
方法:6か月間風邪の頻度、期間、重症度を記録
対象者数:25名
国:アメリカ
結果:研究期間の最後の 3 か月間でサウナに入っていない25名と比較して風邪の発生率がおよそ半分になった。
・サウナなど温冷浴で風邪をひきにくくなり欠勤率が29%下がる
論文名:健康と仕事に対する冷水シャワーの影響: ランダム化比較試験
The Effect of Cold Showering on Health and Work: A Randomized Controlled Trial
Geert A. Buijze, Inger N. Sierevelt, Bas C. J. M. van der Heijden, Marcel G. Dijkgraaf,and Monique H. W. Frings-Dresen
体の疲労
・運動後にサウナに入ると乳酸値の低下が1.2倍速くなり、サウナに入らなかった場合よりも、筋肉の疲労からずっと早く回復する
論文名:入浴方法の違いによる局所筋疲労回復効果の生理機能
Physiological functions of the effects of the different bathing method on recovery from local muscle fatigue
Soomin Lee , Shogo Ishibashi, Yoshihiro Shimomura, Tetsuo Katsuura
・サウナが疲労を軽減する
論文名:各種入浴法におけるメラトニン濃度の考察と主観評価
The consideration of melatonin concentration and subjective evaluation in the various bathing methods, Soomin Lee,Kadek Heri Sanjaya,Hiroko Fujimura,Yoshihiro Shimomura
頭の疲労
・サウナが脳疲労の元となるDMNのスイッチを切る。
論文名:人間の脳血流、非侵襲的頭蓋内圧、および熱耐性に対する加熱モードの影響
Influence of the mode of heating on cerebral blood flow, non-invasive intracranial pressure and thermal tolerance in humans
Travis D Gibbons, Philip N Ainslie, Kate N Thomas, Luke C Wilson, Ashley P Akerman, Joseph Donnelly, Holly A Campbell, Jim D Cotter
・サウナにマインドフルネス効果がある
論文名:サウナとマインドフルネスはストレスを低減するのか?岡澤隆佑、The Japanese Journal of Sauna, vol. 2, 2022
・サウナ前のストレスが大きければ大きいほど、サウナ後のストレスが減る
論文名:若年成人男性における反復的な高温熱ストレスと冷水による内分泌への影響
Endocrine Effects of Repeated Hot Thermal Stress and Cold Water Immersion in Young Adult Men、Robert Podstawski , Krzysztof Borysławski , Andrzej Pomianowski , Wioletta Krystkiewicz , Piotr Żurek
自律神経
・激しい運動後のサウナが自律神経の回復を補助する
論文名:消防士を対象とした赤外線サウナの自律神経への影響Rudi A Marciniak , Carly A Wahl , Kyle T Ebersole、
Autonomic Nervous System Response to Far-Infrared Sauna Exposure in Firefighters
・サウナが心臓の自律神経調整に好影響を与える。
論文名:サウナ入浴からの回復は心臓の自律神経系を良好に調節 Recovery from sauna bathing favorably modulates cardiac autonomic nervous system、Tanjaniina Laukkanen, Jukka Lipponen, Setor K Kunutsor, Francesco Zaccardi, Claudio Gil S Araújo, Timo H Mäkikallio, Hassan Khan, Peter Willeit, Earric Lee, Sanna Poikonen, Mika Tarvainen, Jari A Laukkanen
・交感神経の機能低下が確認されているアレルギー性鼻炎患者に対し、6週間のサウナが交感神経活動を増加させた
論文名:6週間のサウナがアレルギー性鼻炎のタイ人患者の自律神経系、鼻の最大吸気流量、肺機能に及ぼす影響 The effect of six-weeks of sauna on treatment autonomic nervous system, peak nasal inspiratory flow and lung functions of allergic rhinitis Thai patients、Narupon Kunbootsri , Taweesak Janyacharoen, Preeda Arrayawichanon, Seksun Chainansamit, Jaturat Kanpittaya, Paradee Auvichayapat, Kittisak Sawanyawisuth
高血圧
論文名:サウナ入浴と高血圧症: 前向きコホート研究
Sauna Bathing and Incident Hypertension: A Prospective Cohort Study
Francesco Zaccardi , Tanjaniina Laukkanen, Peter Willeit , Setor K Kunutsor, Jussi Kauhanen, Jari A Laukkanen
方法:高血圧症発症とサウナの関係について検討するため中央値で24年間追跡調査
対象者数:1621名(血圧正常42~60歳男性)
国:フィンランド
結果:サウナに入る頻度が
週1回群と比較して、週2-3回群と週4-7回群の高血圧発症ハザード比は、0.76(95%CI 0.57-1.02)、0.54(95%CI 0.32-0.91)とサウナに入る頻度が多いほど高血圧症の発症が少ない。
論文名:サウナのメリットとリスク
Benefits and risks of sauna bathing
M L Hannuksela , S Ellahham
方法:高血圧患者46人が2週間に1度 × 3か月間サウナに入った際の血圧 の状態を調査
国:フィンランド
結果:実験前の平均は上が166、下が101だった。3か月後は上が143、下が92になった
糖尿病
・サウナが糖尿病患者の生活の質を上げた
方法:2型糖尿病患者の生活の質に、遠赤外線サウナが有益な効果を及ぼすかどうかを明らかにした。対象者は3ヶ月間(毎週3回)、地域のヘルスセンターにおける1回30分間のサウナ・セッションへの参加が求められた。
対象者数:20名(2型糖尿病患者)
国:カナダ
論文名:II 型糖尿病患者の生活の質に対する反復温熱療法の影響.
The effects of repeated thermal therapy on quality of life in patients with type II diabetes mellitus.
Richard Beever
結果:サウナが糖尿病患者のストレス、疲労及び身体的健康、全体的健康感、社会生活機能に有意な改善が認められた。
呼吸器
・呼吸器の疾患率をサウナは41%下げる
方法:呼吸器疾患とサウナの関係について検討するため中央値で25年間追跡調査
対象者数:1935名(42~61歳男性)
国:フィンランド
論文名:サウナ入浴は呼吸器疾患のリスクを軽減する:長期前向きコホート研究
Sauna bathing reduces the risk of respiratory diseases: a long-term prospective cohort study
Setor Kwadzo Kunutsor , Tanjaniina Laukkanen , Jari Antero Laukkanen
結果:サウナに入る頻度が週1回以下の群に対し、週2~3回群の発生率は約27%低減、週4回以上群は約41%低減
その他、脂溶性毒物による疾病、覚醒剤及び関連化学物質、関節リウマチ、筋痛性脳脊髄炎、慢性疲労症候群、疼痛性障害、線維筋痛症、末梢動脈疾患、慢性緊張型頭痛など多数の疾病に対するサウナの効果効能が報告されています。